SQL Server 2016 CTP の新しいリリースモデル

SQL Server 2016 の Community Technology Preview (CTP) が始まって1か月が経過し、
このタイミングで、CTP 2.1 が発表されました。

SQL Server 2016 launches new rapid preview model with CTP 2.1

これまでは CTP 1 → CTP 2 → RTM というステップであれば、各ステップの期間が 6 か月~1年となっていたかと思います。(製品バージョンによっては、CTP 1が非公開だったりそうじゃなかったり・・・)

さて、今回の SQL Server 2016 ですが、CTP 1 → CTP2 まではこれまでと同じ方法を踏襲し、数か月の期間をかけてCTP 2 をリリースしました。しかし、CTP2 から先については、リリースモデルの変更が行われました。具体的には Azure で採用している Rapid Preview Model が採用されました。

これは、CTP 2 リリース時点での機能制限を緩和したり、フィードバックいただいた不具合を解消し、繰り返し評価いただくことで製品版のリリースに向かっていくリリース モデルです。CTP 2 の更新版がより早く提供されることによって、機能制限による評価検証の中断を減らし、より早期に SQL Server 2016 を利用したシステムの検討を進められるようになったと考えることができます。

一方で、Azure と違い、SQL Server は 「ソフトウェア」 としてパッケージで提供される製品のため、頻繁に更新版をリリースすると、都度、インストール作業が発生する様にも見えます。しかしながら、最新のCTP ビルドをインストールすることが強制される訳ではありません。実際にインストールするかどうかはリリースされる内容を考慮して決めることができます。

では、この Rapid Preview Model が実際に役立つのかを考えてみたいと思います。

今回の CTP 2.1 リリースを含めて6回の更新版がリリースされたとして、アンインストール、再インストールの作業に1日かかるとします。すべての更新版に対してインストール作業を行うとすると、1日×6回で6日間は検証作業そのものが中断することになります。

一方、例えば今回の更新版で新たに提供された、Stretch Database への Insert 機能を考えると、更新版が出ない場合はリリースまでの期間(最短でも8か月)は一切の検証作業が実施できないことになります。

このように書くと、おお!役立ちそう!となるかもしれませんが、実際の検証プロジェクトを考えると多少の工夫が必要だと思います。

  • 検証の開始前に作業計画(検証項目の洗い出しとスケジュールの策定)が求められる。
    • 制限緩和の可能性を考慮し、スケジュールの見直しを前提としたスケジュールを作成する。(スケジュールの見直しのタスクをスケジュールに入れておく)
  • 検証の期間はあまり長くない(2~3か月程度?)
    • 検証を複数の期間に分割し、2回の検証を行う。(当然、1回分の検証可能量は小さくなる)

後は、Rapid Preview のロードマップ(機能の公開順)があればいいんですけどね。ちょっと探した感じでは見当たらないです。

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